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1968年十勝沖地震50周年シンポジウム-過去を見つめこれからを考える-実施報告
 投稿日時: 2018-08-27 (370 ヒット)
1.はじめに
  平成30年8月に八戸市において、実行委員長八戸工業大学長谷川明学長の下、(公社)日本技術士会東北本部青森県支部も実行委員会に参画し、「1968年十勝沖地震50周年シンポジウム-過去を見つめこれからを考える-」を開催したので、以下に実施結果を報告する。
2.概要
 日時:平成30年8月25日(土)
 場所:八戸プラザホテル
 参加者:116名
特別講演:
 Ⅰ.「十勝沖地震から50年-建物被害はどう変わったのか?」
     講師:八戸工業大学教授 滝田 貢先生
 Ⅱ.「1968年十勝沖地震の地震動強さと将来の地震動」
        講師:弘前大学教授 片岡 俊一先生
 Ⅲ.「降雨時・地震時における地盤の挙動と防災」
     講師:八戸工業高等専門学校准教授 清原 雄康先生
 Ⅳ.「防災教育と防災士について」
     講師:八戸学院大学准教授 井上 丹先生
パネルディスカッション
「過去を見つめてこれからを考える-自助・共助・公助」
     コーディネーター:八戸工業大学准教授 工藤 祐嗣先生
     パネリスト:青森県防災危機管理課課長  豊島 信幸先生
                 八戸工業大学教授 滝田 貢先生
                 弘前大学教授 片岡 俊一先生
                 八戸工業高等専門学校准教授 清原 雄康先生
                 八戸学院大学准教授 井上 丹先生
3.特別講演
Ⅰ. 「十勝沖地震から50年-建物被害はどう変わったのか?」滝田 貢先生
  戦後の八戸市のインフラの変遷、十勝沖地震での青森県内の被害状況、十勝沖地震と三陸はるか沖地震の規模及び被害状況の対比及びRC建物の追跡調査についての紹介があった。将来受ける地震動特性と建物の状況を予測した対応が必用である。
Ⅱ.「1968年十勝沖地震の地震動強さと将来の地震動」片岡 俊一先生
 青森県太平洋沿岸では、おおよそ100年に一度、マグニチュード8クラスの地震が発生しているが、プレートの動きからして自然である。十勝沖地震は、プレート境界の大規模地震であり、同様の地震は将来も起こる可能性があり、今後、発生する可能性は高くなっていく。
Ⅲ.「降雨時・地震時における地盤の挙動と防災」清原 雄康先生
 十勝沖地震は、3日間続いた降雨後に発生し、火山灰質砂(しらす)からなる地盤の被害が多く報告された。しらすのような保水性の高い土では不飽和状態においても液状化に至ることを確認しているが、セメント固化、入念な突固めで液状化抵抗性は向上する。過去の地震時の液状化履歴マップを参考に既往最大地震への備えが必用である。
Ⅳ.「防災教育と防災士について」井上 丹先生
 「地域の人々とのつながり」こそ防災であり、人とのつながりがあるからこそ得られる安心・安全があり、安心、安全な地域だからこそ、住み続けたいと思えることになる。また、地域における防災のリーダーとなる防災士養成講座の紹介等があった。
4.パネルディスカッション
 豊島先生からの「青森県の防災に関する現状と課題について」と題した話題提供では、今後の人口減少社会では公的財政の縮小から、共助力の低下、また、共助の維持にも不安があり、自助に支えられる地域防災の構築が必用である。
 青森県の命と暮らしを守る県民総ぐるみの防災・減災プロジェクトの中では、自助力強化として高校生を対象とした防災講演会の開催や防災教育の実施支援、共助力強化として若い世代の消防団への入団を促す広報活動の実施が挙げられている。
 弘前市では防災マイスター育成講座が開催され、防災マイスターは防災のリーダーとして自主的に協議会を立ち上げて活動していることが紹介された。
 防災について、生活の中で話題にすることが重要であると提言された。
 
                                                                      CPD委員会 嶋本 記
 


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