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青森県支部平成30年度第5回継続研鑚研修会報告
 投稿日時: 2018-12-02 (145 ヒット)
1.はじめに
  八戸工業大学のご支援、ご協力の下に第15回八戸工業大学講習会を開催した。
2.講習会の内容
 日時:平成30年11月24日(土)
 場所:八戸商工会議所3F会議室1
 参加者:26名
 講演テーマ:
Ⅰ.土木分野における計算力学・計算工学
 (八戸工業大学講師 高瀬慎介先生)
Ⅱ.青森県の自然災害
 (八戸工業大学教授 佐々木幹夫先生)
Ⅰ.土木分野における計算力学・計算工学
 コンピューターシミュレーションは、ものづくりの現場で欠かせないツールの1つである。
 車の衝突実験では実物大の模型(モック)を作って実験していたものが、今ではCADでのシミュレーションでコストと時間の短縮に成功している。
また、医療分野においてもインプラントの解析や能動脈瘤の解析、新薬開発にも使われている。
 土木分野では橋などの構造計算に加え、津波・高潮・内水氾濫災害、津波による構造物の破壊・倒壊、斜面災害などの複合災害のシミュレーションに使われるなど防災・減災のための解析に使用されている。
 八戸工業大学と東北大学との共同研究で、2011年山形県月山沢の国道112号沿いで発生した雪崩を再現した研究では、沢地形における雪崩解析とするだけではなく、沢に隣接する植生の影響を考慮したモデルが実際の雪崩の状況に近い再現が出来た。本研究はチームで役割分担をした研究の成果である。
 構造物の解析ではマトリックス構造解析法と有限要素法の解析がある。力学的には力の方向によりプラスとマイナスとする考え方があるが、コンピューターシミュレーションでは座標による計算を行っており、妥当性は、実験室レベルでの実験結果と対比して確認している。
Ⅱ.青森県の自然災害
 青森県で発生すると考えられる自然災害現象は、地震、津波、洪水、土石流、地すべり、高波・フリーク波、河口閉塞、海浜流、高潮、風倒木、十和田火山、雷、雪崩、竜巻、塩害などさまざまである。
 地盤変位から見る津波の大きさでは、平成8年青森県太平洋沖海溝型地震モデルで、最大地盤隆起は1.6mとしていたが、平成24年青森県太平洋沖地震モデルでは、最大地盤隆起が14mとしており、大きな津波被害が予想されている。
 十和田火山は、破局噴火と言われる規模の噴火火砕流を繰り返してきた火山で、貞観地震発生の46年後に噴火していることを考えると、東北地方太平洋沖地震から50年後には噴火の可能性がある。
 近年の水害の特徴としては、短時間で大雨が降る傾向に変化しつつあることから、これまで経験した時の無い大雨が近い将来来るものと考えた方がよい。
 人間の歴史は自然災害との闘いの歴史でもある。河川、海岸、道路、橋、家屋、街、都市などは自然災害に見舞われ大きな被害を受けてきている。自然の力は強大であり、大きな破壊力を持った自然力には身を引くことが肝要である。
 被害の軽減化にあたっては、事前に対処しておくことは重要である。それは被害の軽減化、社会復旧力の向上に役立ち、必要不可欠なものと言える。
 具体的には、地域防災計画の策定、避難場所、避難経路を家族、地域で確認しておくこと。避難訓練、演習を行うことなどである。
                                     CPD委員会 嶋本勝 記
 


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